会社案内

ご挨拶

創業70年を迎えるにあたり

本年度、新型コロナウィルス感染症という未曽有の災害に直面し、業界に与える影響も少なくありません。
しかし、社会の為、医療の為に日々従事、奮闘されている関係者の皆様には深く感謝と敬意を表したいと存じます。
緑風観光もこの状況下においても、お客様が安心、安全、快適で移動できるバス会社を目指しております。
弊社は1951年の戦後間もない大阪梅田の地に、緑風旅館として起業致しました。
お陰さまで令和3年には、創業70年を迎えることになりました。
これもひとえに、永年に亘りお付き合い頂きましたお客様並びに関係各位のお陰と感謝しております。

旅館に宿泊されるお客様の利便性と駅までお迎え、お見送りする脚としてのバスの必要性を認識し、1954年にバス事業認可を頂きました。
地域の脚としての役割を担うべく、1966年4月より私立追手門学院茨木キャンパスの開校に伴い、大学、高校、中学の通学生6000名の脚として、スクールバスの運行を開始しました。
2019年3月には、駅近くの総持寺キャンパスの建築に伴う新たな学部の開設、高校、中学の移転により、半世紀にわたるスクールバス運行を無事にその任務を終えることができました。
また、本年3月には、2003年10月より、全国に先駆けて公設民営化契約により運営して参りました岐阜県飛騨市飛騨流葉スキー場については、昨今の暖冬による雪不足により、不安定なスキー場経営を余儀なくされていましたが、協議の結果本年度をもって契約満了となりました。
今後は、流葉スキー場山荘経営を通して、引き続き関与して参ります。

創業以来、バス事業を通して地域社会に貢献する事を念頭に、お客様を安全、安心、快適に目的地まで送り届けるという企業理念は今も変わりません。
しかし、私たちを取り巻く環境は時代と共に大きく変化し、柔軟かつタイムリーな対応が企業に求められています。 創業70年を迎えるにあたり、世界中が新型コロナウィルスの感染拡大という危機に直面していますが、この困難な状況下においても努力を欠かさず、企業としての社会的使命を果たし、アフターコロナの時代においても発展し続けたいと考えます。
そのために、ステークホルダーの皆様の理解を得ながら、新たなる社会的使命を果たすべく、今までの既存事業に捉われず、サービスの再構築を行い「新しい緑風観光」としての第一歩を歩み始める次第でございます。

具体的には、50年以上に亘る送迎バス会社としての実績と経験を生かして、学校、病院、宿泊施設、並びに法人企業様向けの個別送迎事業を中心とした事業展開をおこないます。
また、小グループでの送迎にも対応するためにハイヤー事業に参入し、多様なお客様ニーズにお応えする予定です。 社会の変化に対応し、さらなる企業価値の創造を目指して参りますので、皆様には引き続きご指導ご鞭撻を頂きますようよろしくお願い申し上げます。


令和 2年 12月
代表取締役社長
若原 康正